⑤回収率の高いデータを探そう

色々なファクターを探そう

先ほどもお伝えしたように、単勝の還元率は80%なので、

単勝回収率が80を超えていればプラス評価、80以下ならマイナス評価という考え方になります。

(すべてのファクターはデータのブレを少なくするため2~8番人気に絞っています。)

 

・馬齢について
人間の運動能力のピークは10代中盤~20代後半です。
30歳を超えると体が衰えて走るのも遅くなっていきますよね。

馬も同じように、年齢によって走る速さや能力に差があるということが考えられます。

TARGETで馬の年齢について調べると以下のようなデータになりました。
こちらは3歳以上が出走できるレースに絞った結果になります。

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4歳をピークに、5歳、6歳と年を重ねるごとに勝率・回収率は共に落ちていっています。
7歳になると回収率は64%、8歳は46%と非常に悪くなっていますね。

 

・前走クラス
競馬のレースには階級があり、レースに勝ったり獲得賞金を積み重ねることで次の階級に進むことができます(昇級戦)
また上のクラスで勝てなくなってきたため、下のクラスに出走するなどということも可能です。(降級戦)

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以下は同級、昇級、降級レースにおける勝率と回収率の表になります。

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昇級戦の馬は回収率が低く、降級戦の馬は回収率が高いことが分かります。
1つ階級が変わると実力差も大きいということでしょうね。

 

・前走距離
競馬には様々な距離のレースがあり、
1000mから3600mまでのレースが用意されています。

下記は前回走ったレースに比べて距離が長くなったか、短くなったかを比較をした表です。

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表を見ると、前レースより距離が短くなった馬の方が勝率、回収率ともに少し高くなっていますね。


・トラック変更
競馬には芝コースとダートコースが用意されています。
ダートというのは砂のコースです。

芝とダートではそれぞれ特徴があり、
芝は瞬発力がある馬、ダートは力のある馬が有利と言われます。

以下は前走のトラックと、今回走るトラックを比較した表です。

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トラック変更した馬(芝→ダート、ダート→芝)の回収率が高くなっていますね。
特にダートから芝は回収率が88%と非常に高くなっています。

 

・ダートの枠番
先ほども解説しましたが、以下はダートレースにおける枠番別の成績です。
競馬では1枠が内側、8枠が外側を走ります。

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勝率、回収率ともに外枠の馬の成績が良いですね。
ダートは外側の馬が有利だということが分かります。

 

 

次回は、データを組み合わせることにより回収率を上げる方法についてお伝えします。

 

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